地下に秘められた歴史を知る。東京で「暗渠散策」がしたい。

こんばんは。コーヒー豆をより分けて淹れたら、味が格段に変わって驚いている、くまさんです。

諸用でたまに東京に行くのですが、緊急事態宣言の状況では、用事が終わったらすぐに帰ることにしています。そのため、最近は東京に行った時の、ある楽しみができずに泣く泣く帰ってきています。

昔の川の跡をめぐる「暗渠散策」がしたい

東京に行った時の楽しみの一つが「暗渠散策」です。

いきなり「暗渠あんきょ」と言われても、ほとんどの人はピンこないと思います。暗渠とは、簡単に言うと、川が流れていた場所に蓋をしたものです。分かりやすい写真で言うと、こんな感じです。

写真暗きょ/photoAC

まさに川に蓋をしただけ、という暗渠です。もう少し整備されると、こんな感じの道になります。

写真:浜町歩道/photoAC

暗渠の特徴として、川に蓋をしただけなので強度的には弱く、重量のある車が通らないよう遊歩道として整備されることもあります。この写真も、中央の道は歩道として整備されており、暗渠であると推測されます。

暗渠も一見するとただの道にしか見えません。しかし、やはり川が流れていた場所には、川の流れていた痕跡というものが残っています。

例えば、道筋が直線ではなく、緩やかな曲線を描いていたり、うねうねと曲がっていたり。船着場のような石垣があったり、水辺でよく見られる植物が生えていたり。住宅の建て方も特徴があって、道だけを見るのではなく、道によって作られた街を見るのがすごく楽しいんです。

まあ、ブラタモリを見て影響を受けて、時間がある時にちょこちょこ散策しているだけなので、暗渠散策は初心者も初心者ですが。

初めての暗渠散策は「渋谷川」

私が初めて本格的に暗渠散策をしたのは、新宿御苑から渋谷駅へとつながる、渋谷川の暗渠でした。せっかくなので、簡単にルートを説明します。

新宿御苑から外苑西通りへ出て、国立競技場に向かってまずは南へ。国立競技場を過ぎ、歩道橋の手前にある道を斜め右方向へ入り、うねうねした道を道なりに進んでいきます。うねうねした道には「旧渋谷川遊歩道路」という名称がついていますが、「キャットストリート」という愛称の方が有名でしょう。表参道を渡り、おしゃれな店が連なるエリアを通過したら、明治通りに合流。MIYASHITA PARKに沿って渋谷駅へ向かい暗渠散策は終了です。ちなみに、玉川通りの先からは、開渠となっている渋谷川を見ることができます。

細かいところの差異はありますが、大まかなルートとしては、こんな感じです。

【参考文献】東京23区凸凹地図/昭文社

距離にして3.5kmほどの道のりですが、川の跡や街並みを眺めながら歩いていると、結構時間がかかるもので、1時間半くらいかけて散策をしました。また、昔勤めていた会社がキャットストリートの近くにあり、昔を懐かしみながら歩いてみると「見慣れた風景がこうも違って見えるのか!」と感動したのも覚えています。

他にも、谷中のよみせ通りやヘビ道を通る「藍染川」、新宿・歌舞伎町の中を通る「蟹川」など、「こんなところに川があったの?」と驚くようなものもいっぱいあります。

コロナが落ち着いたら、また東京に行って、のんびり暗渠散策をしたいものですね。

川はどこまでも下り続ける、という事実に驚いた

こういう記事を書くくらいなので、私は川というものの存在が好きです。河川敷を散歩したり、川の流れをのんびり眺めたり。川の近くにいるだけで、気持ちが落ち着く感覚があるんです。

ある時、河川敷を散歩していて、ふとこんなことを思いました。

「この川は海までつながっているけれど、ずっと下りで、上り坂なんてどこにもないんだ」

何を当たり前のことを言っているんだ?と思うでしょうが、その当たり前のことに驚いたんです。

自分がいる場所から川沿いに歩いていけば、海までの道は100km先でも、200km先でもずっと下りしかありません。一切上りのない道を100kmも200kmも作るなんて、人間がやろうとしても簡単にできることではないと思います。人が関わらず、自然の法則・自然の摂理だけで形になるというのは、すごいことだと感じたんです。

つたない言葉しか出てきませんが、本当に驚いたということだけは、ご理解いただけたらと思います。

お付き合いいただき、ありがとうございました。

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