3000冊あった本がわずか10冊に。増えすぎた本を減らすコツとは?

こんにちは。ご近所からいただく大量の夏野菜のおかげで、レシピのストックが増えてきた、くまさんです。

前回の掃除のコツの記事に思ったより反響があったので、今回は同じく生活の知恵的な内容のお話をしたいと思います。

気がついたら3000冊の本に埋もれていた

掃除のコツでもお話ししましたが、私の部屋にはあまりモノがありません。

元々物欲もそこまでないのですが、本だけは例外でした。

子どもの頃から本やマンガが好きで、書店や図書館に足しげく通い、お小遣いの大半が本に消えるという生活。中学・高校と部活動が忙しい時期は、いったん本から離れましたが、やはり本が好きという気持ちは変わらず、大学に行ってからは読書の時間は次第に増えました。本好きが高じて出版社で編集の仕事に就くことになりましたが、ここから本格的に本に溺れる生活が始まります。

それまでは小説やマンガが中心でしたが、編集の仕事に就いてからは勉強を兼ねてさまざまな本を買い漁りました。女性ファッション誌や主婦向けの生活誌、シニア向けの健康誌など、今まで読んだこともない本も購読リストに加わり、まとめて10冊買うなんてこともしばしば。編集者時代は、月に30〜50冊くらいは購入していたのではないでしょうか?

そんなこんなで、編集者として仕事を続けるうちに、自宅にある本はどんどん増えていきます。本を買っては本棚を買い足し、部屋が狭くなったので引っ越しをして、また本を買う…。寝室が本専用の部屋になってしまい、気がついたら本は3000冊を超えていました。

本を減らすきっかけになった、当たり前の疑問

月に30〜50冊買っていても、全ての本をしっかり読める訳ではありません。仕事の参考に買った本は、休憩中にパラパラ目を通す程度ですし、長めの小説などは買ったはいいものの、なかなか読むことができない、ということも増えてきます。

積ん読をしようと思っても忙しくて読めないし、本が増えていけばどんどん部屋も狭くなります。そんな時にふと思ったのです。

「もう一度読む本がこの中にどれだけあるんだろうか?」

今まで読んだ本の中には、何度も読み返したくなる本もありますが、大半はまた読みたいとは思わない本ばかりです。そう思って本棚を見渡してみると、もう二度と読まないだろうなという本がなんと多いこと。さらに、これからも新しい本が出版されては読むことを考えたら、繰り返して読みたいと思う本は本当に限られてきます。

そこで、「もう一度読みたいと思う本」だけを残して本を整理してみました。3000冊近くあった本のうち、2/3の2000冊以上はもう読まないということが分かり、まとめてBOOK-OFFに売りました。結構な金額になったのは言うまでもありません。

このような形で、半年に1回くらいの割合で、本の総点検をして、読み返したい本だけを残すことを繰り返しました。そうすると不思議なもので、そのうち読み返したいと思っていた本も、半年手に取らないだけで読みたい欲が薄れていきます。

このような作業を5年ほど行った結果、3000冊近くあった本は一番少ない時で10冊程度まで減りました。本を後生大事に取っておいた時と比べたら信じられませんが、冊数が減っても辛いとかは一切ありません。

手元の本を少なくして、充実した読書生活を送るには?

手元にある本の数はかなり減りましたが、読書をしなくなったという訳ではありません。むしろ、乱読が減って必要な本だけを選ぶようになり、質の高い読書生活が送れるようになった気がしています。快適な読書生活を送るにあたり、私なりに工夫しているポイントを紹介します。

図書館を利用する

本は購入しなくても、図書館で借りれば読むことができます。図書館であれば何冊でも無料で読むことができますし、所蔵がない本は他の図書館から取り寄せてもらうことも可能です。専門書のような本や、高額で購入することはためらわれる本なども、気軽に読むことができるが図書館の強みでしょう。

本を購入するハードルを上げる

図書館を利用できると「とりあえず読むために本を購入する」という機会が大幅に減ります。そのため、わざわざ購入するのは、「図書館で読んでまた何度も読みたいと思う本」や「長い間手元に置いて読みたい本」などに限られてきます。

また、購入する冊数が減れば、1冊にかけられる本の単価も上がり、質の高い読書につながります。私自身も、図書館で貸し出し禁止の植物図鑑を読み比べ、今までは買えないようなかなり高価な図鑑を購入しました。役に立たない本を何冊も買うより、この1冊だけは欲しい!と思えれば、出せる金額もかなり違ってきます。

読み返さない本は処分してしまう

せっかく購入したものの、内容が期待外れだったという本も少なくありません。また、何度も読み返して内容を理解できた本も、今後は読む機会は少なくなります。そのような本は、手元に残しておいても仕方ないので、BOOK-OFFやメルカリなどで売って処分します。

私自身は大きめのダンボール箱を用意しておき、読み返さないと決めた本はその箱にまとめます。箱がいっぱいになったら、そのまま封をしてBOOK-OFFに売っているので、手間も感じません。後になって「いる・いらない」を判断するのではなく、読んですぐに「いる・いらない」を判断した方が、判断も正確で後腐れがなくて済みます。

欲を満たせば、欲は収まる?

本をたくさん抱えている時は、「どこまで本を増やせるのだろう?」とも考えていました。しかし「もう一度読む本がこの中にどれだけあるんだろうか?」と考えるようになってからは、憑き物が落ちたかのように、本を所有することへの執着がなくなりました。

理由を考えてみたのですが、「欲が満たされたから」ではないかなという気がしています。

そもそも、子供の頃からずっと「本に囲まれた生活がしたい」という気持ちを抱いていました。大人になってお金も自由に使うことができるようになり、本に囲まれた生活は実現できましたが、実際には本がたくさんあるだけ。どれだけ多くの本が手元にあっても、本を読める時間は限られていますし、本を所有している数と本を読んだ数は、イコールではないことにも気が付きました。

一度やってみたいことを実現してみると「案外大したことないんだな」という経験ってありませんか? 誕生日にホールでケーキを食べるとか、ベロベロになるまで好きなお酒を飲むとか。やったことない時は妄想ばかりが膨らんでいきますが、一度経験してしまったら、何も知らなかったあの頃とは違う自分がいて「もう1回やろう!」という情熱は薄らぐことが多い気がします。

そう考えるようになってからというもの、私自身「やりたい」と思ったことは、可能な限りなるべく早くやるようにしています。「やりたい!でも、できない…」と悶々と過ごすのは時間のムダですし、精神的にも良くありません。今やるにせよ、来年やるにせよ、結局やるのであれば早めにやってしまった方が気持ちもスッキリして欲も収まるので。

そう考えると、好きな時に好きなことができる、大人っていうのも悪くないもんだな〜って思います。

ちなみに、私は基本的に物欲が少ないので、やりたいことをやればすぐに気持ちが落ち着きます。物欲が多く、やりたいことをやったらもっとやりたくなる、という方は危険な気がしますのでお気をつけください。

なんだか当たり前のことばかりになってしまいましたが、少しでも誰かの役に立てば幸いです。

お付き合いいただき、ありがとうございました。

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