名所に方言、戦国武将に謎の言葉も? Jリーグのチーム名はご当地色が満載!

こんばんは。ガードレールにもたれかかって野鳥を見ていたら、ズボンが真っ白になってしまった、くまさんです。

結構前から気になっていたことがありまして、せっかくなので調べてみました。

Jリーグのチーム名には、ご当地色の強いものが多い

Jリーグのチーム名って、プロ野球と比べてご当地色の強い名前が多いんです。

例えば、「鹿島アントラーズ」というチーム名は、本拠地・鹿島市にある鹿島神宮の鹿に由来します。「アントラー」という言葉は、鹿の枝角を意味しており、勝負の時には鋭い枝角で勇猛果敢に立ち向かい勝利を目指し、また鹿のようにみんなから愛されるという意味が込められているそうです。

【参照】チーム名・マスコット/鹿島アントラーズ

他も調べてみると、興味深い名前の由来や、こんなところから来ているの?と驚くものもたくさんありました。2021年にJ1/J2/J3に所属するチームから、特に印象に残ったものをピックアップし、ジャンル別で紹介していきます。

全国的にも有名な「観光スポット」

全国には数多くの観光名所がありますが、「〇〇と言えば□□」のようにその地域を代表するようなスポットも少なくありません。そのような観光名所がドーン!と入ったチーム名をまとめました。

草津と言えば〇〇でしょ!!「ザスパクサツ群馬(J2)」

草津と聞いて思い出すのは、やはり「温泉」です。「ザスパクサツ群馬」の「ザスパ」は、草津名物の温泉を英語にしたもので、「The spa(ザ・スパ)」が由来。かつては、選手たちが地元のホテルや旅館で仕事をしながら練習に励み、2004年に見事J2への昇格を果たしたそうです。地元に対するチーム愛が伝わってくる名前ですね。

【参照】ザスパクサツ群馬 チーム名の由来/ザスパクサツ群馬

大自然のエネルギーをチームの力に「徳島ヴォルティス(J2)」

徳島県と言えば、阿波踊りに渦潮。その渦潮が、チーム名「ヴォルティス」の由来になっています。「ヴォルティス」は、イタリア語で「渦」を意味する「vortice」から作られた造語。豪快な鳴門の渦潮のようなパワーとスピードを持ち、観客を興奮の渦に巻き込むという思いが込められています。壮大でスケールの大きなチーム名ですね。

【参照】クラブINFO 会社概要/徳島ヴォルティス

夏を彩る風物詩が由来「ベガルタ仙台(J2)」

仙台で思い出すのは牛タン、笹かま、ずんだ餅と美味しい物ばかり。でも忘れてはいけないのが、仙台の夏を彩る「仙台七夕まつり」です。七夕の日に年に一度だけ、天の川を超えて逢えるという伝説の、「織姫(ベガ)」と「彦星(アルタイル)」から「ベガルタ」という名前が誕生しました。2つの星が合わさった名前から「県民・市民と融合し、ともに夢を実現する」という願いも込められています。こんなにもロマンチックな由来だったんですね。

【参照】クラブプロフィール/ベガルタ仙台

時代を超えて地元から愛される「戦国武将」

新潟の戦国武将と言えば上杉謙信、熊本は加藤清正のように、地域を代表する戦国武将も数多くいます。地元の戦国武将にゆかりのあるチーム名をまとめました。

風のように攻め、林のように守る?「ヴァンフォーレン甲府(J2)」

甲府の戦国武将と言えば、言わずもがな「武田信玄」でしょう。実は、武田信玄の旗印でもある「風林火山」が、チーム名の由来になっています。「ヴァンフォーレン」とは、フランス語で「風(vent)」と「林(foret)」を組み合わせた言葉。「はやきこと風のごとく、しずかなること林の如く…」という武田の魂が、ここでも息づいているんですね。

【参照】チーム名の由来/ヴァンフォーレン甲府

チームスポーツだからこそ大切にしたい名言?「サンフレッチェ広島(J1)」

広島を代表する戦国武将と言えば、毛利元就。その毛利元就が残した「三本の矢」の話をご存知でしょうか。ようやくすると「1本の矢だけでは簡単に折れてしまうが、3本まとまると簡単には折れなくなる。兄弟3人で心を一つにし、毛利家を守って行ってほしい。」と自分の息子たちに語ったという格言です。

この話をもとに、日本語の「三(サン)」と、イタリア語で「矢」を意味する「フレッチェ」を組み合わせて作られた言葉が「サンフレッチェ」だそうです。チーム一丸となって勝利へ向かっていく、こんな深い意味のある素晴らしいチーム名だったんですね。。。

【参照】クラブ概要 誕生の由来とエンブレム/サンフレッチェ

地方のカラーが一言で感じられる「方言」

チーム名にユニークさを増してくれるのが、方言の入ったものです。ここでは各チームのホームページから、チーム名の由来を引用してまとめてみました。

じぇじぇじぇ!じゃなくて、じゃじゃじゃ!「いわてグルージャ盛岡(J3)」

『グルージャ』はスペイン語で『鶴』という意味。盛岡藩主南部家の家紋『向かい鶴』と、盛岡名物『じゃじゃ麺』、岩手の方言に多く含まれる『じゃ』の響きにちなんでいます。

クラブ紹介/いわてグルージャ盛岡

勝利への願いが込められた「カターレ富山(J3)」

愛するチームを共に“語れ”、“歌え”(イタリア語の「カンターレ」[cantare])、そして“勝て”(富山の方言である「勝たれ」) という意味を込めて名付けた。
併せて、頂点を目指して、富山県民(サポーター)と肩(カタ)を組んで共に「行こう」(フランス語の「アレ」[aller=行く])というチームの姿勢をあらわしている。

CLUB クラブ/カターレ富山

チームもサポーターも男気あふれる「ツエーゲン金沢(J2)」

ドイツ語で「2」を意味する“Zwei(ツヴァイ)”と「進む」を意味する“Gehen(ゲーン)”から、『チームとサポーターが共に進んでいく』の意味。金沢弁で「強いんだっ!(つぇーげん!)」の意味も持つ。

クラブ紹介/ツエーゲン金沢

大きなチームになってでっかい勝利を掴み取る!「ガイナーレ鳥取(J3)」

ガイナーレの『がいな』は、出雲伯耆地方の方言で『大きな』という意味。勝利を掴み続け、さらなる大きな世界にはばたくような『大きなチームになれ』という願いと夢を込めて『ガイナーレ』となりました。

プロフィール/ガイナーレ鳥取

方言にソウルフードも詰め込んだ「テゲバジャーロ宮崎(J3)」

宮崎弁の「てげ」(すごい)にスペイン語の牛(Vaca:バカ)と鳥(Pajaro:パジャーロ)を組み合わせています。チームが牛のように勇猛果敢に突進し、鳥のように空高く羽ばたくという願いを込めています。サッカーを通じて宮崎を元気にしたいという思いから、宮崎のソウルフード「宮崎牛」や「チキン南蛮」のように県民にとって身近で欠かせない存在を目指します。

クラブプロフィール/テゲバジャーロ宮崎

方言によく使われる言葉が入っているだけで、何となくユニークで温かい印象になりませんか? 方言好きの私にとっては、こういったところにも方言が使われているのを嬉しく思います。

思いもよらない意外なものがチーム名に?

最後は「えっ?この言葉がチーム名の由来なの!?」と思うような、意外な言葉が由来になっているチーム名をまとめました。

やはり「うどん県」は一味違う!「カマタマーレ讃岐(J3)」

「うどん県」でおなじみ、香川県のクラブチームは、やはり一味違いました。「カマタマーレ讃岐」の名前を聞いてピンと来た人は、かなりのうどん好きではないでしょうか?「カマタマーレ」は、釡玉うどんに、イタリア語で海を意味する「マーレ(Mare)」を組み合わせた言葉。チームのエンブレムにも、釜玉うどんをイメージした絵柄が描かれており、「うどん県」の熱いうどん愛を感じさせてくれます。

【参照】クラブ理念/カマタマーレ讃岐

北海道の人々を意味するあの言葉が由来?「北海道コンサドーレ札幌(J1)」

「コンサドーレ」という言葉から、北海道を連想させるものをイメージできますか? 想像できなくても無理はありません。「コンサドーレ」は、北海道の人を意味する「どさんこ」を逆から読んだものに、ラテン語の響きの「オーレ」をプラスした言葉だったのです。かなり点数の高いクイズ番組の問題みたいですが、ラテン系のスタイリッシュな名前の中に、どさんこ魂を込めているというのはいいですね。

【参照】北海道コンサドーレ札幌 プロフィール/Jリーグ.jp

地元のピンポイントすぎる名前が選ばれた理由とは?「松本山雅FC(J2)」

「松本山雅FC」というチーム名は、てっきり長野県松本市の山雅地区のチームとか、松本と山雅にあったクラブが一緒になったチームとかかと思っていたら、全然違いました。「山雅」とは、クラブが誕生した当時松本駅前にあった喫茶店の名前で、選手たちがよく通っていたからという理由で、チーム名に組み込まれたそうです。その後、喫茶店の山雅は一度閉店をしますが、チームは「山雅」という名前を残したまま活動を続けます。そして、2012年にはJ2、2015年にはJ1で戦うトップチームに成長。クラブチームの快進撃により、「喫茶山雅」は2017年に復活し、現在もファンに愛される店となっているそうです。

【参照】クラブ概要/松本山雅FC

喫茶山雅/松本山雅FC

何となく面白そうだな、というノリで調べてみたチーム名ですが、有名な格言が由来になっていたり、松本山雅FCのようなドラマがあるとは知りませんでした。一度決めたらなかなか変えられないチーム名だからこそ、色々な人の思いがギュッと込められているんですよね。

こうやって言葉を調べることは、勉強にもなりますし、何より楽しいので、今後も面白いテーマがあったらやってみたいと思います。

お付き合いいただき、ありがとうございました。

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